浴槽 割れ ヒビ 修理 FRP
お世話様です。
40年以上使用のFRP浴槽の再生塗装、洗い場の新規タイル張りを施工させて頂きました。浴槽は、深いクラック、割れ、ブリスター(膨れ)と全て揃っていてます(涙)。
一部、15センチほどバッサリと割れておりました。いつまでもジワジワと水が滲み出てくるので、「ギュイーン」と切開してみたところ・・・、あれ!?、どして?、なんで水が溜まってんのっ!!??
割れた個所の少し下に5カ所ほど穴あけしてみると・・・、ビョー!!!と溜まった水が関を切ったように噴き出してきました(驚き!)。古いタイプの浴槽です。立面中間部より上の漏水は、内側に溜まってしまう内部構造になっていたようです。
乾燥と穴をあけた部分の補修作業で、初日のライニングは断念します。
長期間の水分、温水との接触で表面のゲルコート層はかなり脆くなっています。サンディング後の直接のライニングは危険なので、少し手を加えます。この「少し」が結構大切です。
強度の問題をクリアしなければならないので、今回はクロスではなく、全面にガラスマットの積層です。含浸、面出しの苦労は覚悟出来てのうえでーす(涙)。
(施工前)
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(施工後)
面出し作業後はいつも通り。カラーコーティングで完成です。
(フランジ 施工前)
(フランジ 施工後)
少しピンぼけです・・・。ご容赦下さい。
(施工前)
(施工後)
(洗い場 施工前)
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(洗い場 施工後)
洗い場は、冬場の足元の冷たさを軽減できる、サーモタイルの新規張りです。
これまで過酷な劣化状態の浴槽も、色々と再生してきました。そんなおかげもありまして、最近はどんな劣化具合を見てもあまり驚かなくなっている自分がいます・・・。良いことなのか??? よくない事なのか???
う~ん。
どちらにせよ、流すような仕事はせずに、真摯な施工に努めていこうと思っています!