人工大理石 ブリスター 再生塗装工事
お世話様です。
いよいよ!といった感じで、年末が近づいていますね。作業的にもラストスパート。気合入れてきましょー。
私、普段テレビはほとんど観ないのですが、先日ふとお天気ニュースを観ていたら、「菅平高原」の最低気温がマイナス20度を下回り、全国で一番の最低気温を記録しました。そんなニュースが流れていました・・・。(え・えっ? 驚き。) 「菅平高原」は上田から1時間程度の場所です。ん~そりゃ~上田も寒いわけです・・・。
地元で施工するお風呂のリフォームにも、しっかりとした養生時間が必要になる時期です。「やる気」が「空回り」しないような「忍耐力」も必要とされる時期です。「待つことも仕事の1つ。」ってやつですね。
年末の駆け込み工事は大歓迎しておりましたが・・・ここにきて、「むむむ・・・」っていう難しい案件に着工です。
(施工前)
(施工前 アップ)
人造大理石のブリスター症状ですが、写真を見る限り「再生」するにはそう難しくないように見えますよね・・・。
でもこの症状、ちょっと厄介なんです・・・。
お世話になっている元請けさんからは、お客様からのご要望(浴槽周りの天然石を壊したくない!!)を胸に、「再生」で。との御依頼です。
頑張ります!
ここからいよいよ吹き付け作業です。
(施工後)
今回の様に剥離作業でいくらか下地を深く痛めてしまった場合、最終的なきれいな「面出し」までの作業は、ひたすら「寡黙に」「寡黙に」・・・って感じになってしまいます・・・。(ジェットバス等の循環口もたくさんついていたので、細かい部分の面出し・下地処理も大変でした。)
そんな中、さらなる追求はないかものと、樹脂の積層の過程で、理論的に反していない範疇で試してみたことも少しあります。些細な事でも、上手く応用できればそれがまた次の経験値になるわけですしね。
新品同様、きれいに再生出来ました。接着界面の不安要素もなく、私も「ほっ」とします。
(施工後 アップ)
(施工後 全体)タイル部分もコーティングしました。
お客様からも、深く感謝のお言葉を頂きました。(切り絵・押し花の先生をされている方で、もう80歳を過ぎておられるというのに、心が若く、笑顔がやさしい素敵なおばあちゃんでした。押し花をラミネートした手作りの栞や、繊細な切り絵の飾り物まで、たくさんの心付けを頂いてしました。感謝です。大切にしたいと思います。)
今回の現場は、私の家から数分の近所です。再生した浴槽をこの先何年と使っていただく中で、問題等が起こっていないか、(おばあちゃんに会いがてらも)定期的に立ち寄ってみようと思っています。
今週末からは、また遠方での作業が続きます。