FRPの補修について。
<FRP>よく耳にされるかと思います。ガラスマット等を積層して出来たそのものを、一色単に<FRP>と認識されている方が多いようです。が、それにはエポキシライニング、ポリエステルライニング、ビニルエステルライニング、ウレタンライニング等、たくさんの種類があります。成型方法も豊富にあります。
よって、補修等で樹脂を新たに蓄層するには(浴槽塗装、一般建築防水も含め、全ての改修ライニングを考えた時)下地の樹脂の最終が何で蓄層されているかを知ることは、時に必要不可欠だったりします。また工法、使用状況によっても樹脂は選択されるため、決して一色単ではないんですね。奥が深い~~~。
<FRP>と総称される製品の中には、厄介なものもあります。S○○や、ポ○○○○○○等。それらにも、また別の注意が必要です。そういったこともあり世間一般的に<FRP>の補修といっても、ケースバイケースで補修方法は変わったりします。
大手メーカーの仕様に沿って鵜呑みに施工して、トラブルに見舞われたなんて現場の話しもしばし・・・。材料屋に施工手順の詳細を問うても「何とかなりまっせ~!!!」(なぜか自信満々)
嘘・・?マジ・・?それはアカンでしょ・・・。いい加減な回答もしばし・・・。最近、メーカーの仕様書や理屈を信じられなくなっている自分がいます・・・(大涙)。
そんな状況を打破できなければ、「失敗」はつき物なのかもしれません。さりとて、その一度の「失敗」で「信用」は大きく失い兼ねるものです。
なぜ「失敗」だったのか、なぜ「トラブル」に見舞われたかを、他人の解釈だけに委託せず、自分の「糧」として追求し続けたなら、1年、2年といった目に見えるスパンの中できっと確立したものを習得できているのかもしれません。そう信じています。
刷毛や、ローラーの使い方を、どぎつい親方に怒鳴られて必死に覚えようとしていた若かりし自分が、依頼して下さる方にとって安心して頂けるための「施工理論」なんて、こ難しいことまで勉強できるまでになった。。。。。。それには、たくさんの先輩方々いて、惜しみなく私に教えてくれた貴重過ぎるほどの時間や、言葉があったからです。感謝以外の何ものでもありません。
「教えて頂いたことを無駄にしたくない。ご依頼者様に安心していただける施工をしたい。」単純にそれだけのために、です。
私が何年?何十年?したとき、若い世代に(塗装とか防水に関して)何かを教えなければならない立場に立たされたとき、いい加減な事だけは言いたくない。という気持ちも少しあるのかもしれません。
明日28日で、35歳・・・。そろそろいい「おっさん」なのか、まだまだ尻の青い「若輩者」なのか、そのことについてはよくわかりません(笑)。後者だとしたら、日々努力しましょ~。